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ハイプレッシャーメジャーレイクへ通いだして3,4年経ちました。
それまで私は地元のリザーバをホームレイクとし、ハードベイトに食ってくる魚を拾い釣りするスタイルで、フォローにライトリグを使う程度でした。それがハイプレッシャーメジャーレイクに行くようになり、自分がそれまで築き上げてきたスタイルではハイプレッシャーメジャーレイクで満足のいく結果が出せないことがわかりました。
週末のメジャーレイク、しかもクリアウォーターということもあり、シャローのバスはハードルアーを完全に見切る上に(全く釣れないというわけではありませんが)、ハードルアーで流すようなまとまった空きエリアなどあろうはずもなく、スタイル変更を余儀なくされ、昨年からライトリグのやり込みをテーマに数少ない釣行を重ねてきましたが、最近ようやく掴めてきたことがあります。
それは「シークレットなんかない」ということです。



トーナメントの結果やボート屋の釣果情報を見ると自分の釣果からは考えられないようなビッグウェイトを叩き出している方を目にすることがありますが、当初は何かシークレットポイントや爆釣リグなんてものがあるんだろうなと考えていました。でも最近、それはちょっと違うのではないかと思うようになったのです。それは私自身もあることが身をもって理解できたからです。
それは何かというと「丁寧に釣れば釣れる」ということです。

もう少し具体的にお話します。

【例1】
例えば自分がその時の状況で(シーズンや水通し、風当たりやベイトなどなどから)絞り込んだエリアの中で釣れると思うポイントがあったとします。そのポイントは岬としましょう。その岬に岩が点在している場合、これをどのように打つのがよいでしょうか。

1.より多くの岩を通るラインを一発で引く
2.一番釣れそうな岩を最初に打つ
3.手前側の岩から近い順に打つ

などなど、いろいろ考えられると思います。
私が今回言いたいのは3です。しかも岩1個に対してのアプローチとして安易に岩を直撃とかではなく、まず例えば晴天無風だったらシェードになる側にバスが入っていると仮定してバスが見ている方向を考えて打つ。そして釣れなければ別の可能性を考えて例えば流れなどのファクターでも考えて先に打った位置とは違う位置に打つ。それで出なければ次の岩。もし出れば他の岩についているであろうバスに異変を感じさせないように、速やかに岬から引き離しボートを沖に移動させてランディング。といった感じでこのような丁寧な作業を「釣れていなくても」繰り返し行うことが大切だと思います。
また同じ岩でも誰が見ても見える岩と見えるか見えないかの岩、近寄って上から見てやっと薄っすら見える岩というように見えにくい岩の方がより可能性は高いし、見えたときに安易に打ってしまうのではなく、可能な限り距離をとってから打ち直すといったことなども重要だと思います。

【例2】
例えば前述の例1にあるような岩を打つとき極普通に3/8ozのラバージグなんか使ったりします。もちろんこれもある意味正解です。次から次へと効率よく多くの岩へアプローチすることにより釣れる本数を増やすと。ただ週末のハイプレッシャーメジャーレイクというフィールドがフィールドだけにこのような言ってみれば誰もがやるやり方で釣れるような「誰にでも釣れる魚」はバージンスポットでもなければなかなか難しいと思います。
それより効率は落ちても例えば違和感なく口を使えるサイズのノーシンカーワームやスモラバを落とす方が結果的に釣果が伸ばせる可能性が高いと思います。

【例3】
私は今まで水深が深かろうと浅かろうと、風が吹こうがなかろうが、ウィードが濃かろうが薄かろうが、どんな場合でもボトムが取れる1/8oz程度のシンカーを使うのが基本でした。でもこれは「雑」以外の何者でもないことを痛感しました。必要以上に重いシンカーではウィードの上っ面何か引けませんし、それどころか場を荒らします。バスがバイトしたときに違和感を感じやすいですし、可能な限りライトに状況に応じてまめに交換していくことが釣果を伸ばします。

ひとまず3つ例を挙げましたが当然これが全てではなく、その他にもいろいろ丁寧にすべきことがあります。一つ一つの丁寧な行動は微々たる効果かもしれませんが、その積み重ねにより1匹が2匹になり、2匹が3匹になり、一日続けたら5本10本の上乗せになることだってあると思います。

ただこのようなことは言うは易しで、実際やってみるとやりきれないレベルというものがあります。例えば水深10mにノーシンカーを打てとか。ただそれをできる人もいることは事実です。重要なのは釣れると信じるにたる何かがあるか。
自分のやっている釣りが実は非効率でなく、釣果を考えると一番効率のいい釣りだと信じれるかかどうか。そのために自分の経験から実績の高いワーム/リグを使うことです。絶対にこいつは食うだろうというものを使っていなければとてもやり切れるものではありませんし、結果として釣れないはずです。ハイプレッシャーレイクではディープの魚でさえセレクティブですから。
そしてこの丁寧の実践の中から出た1匹が次の1匹への呼び水となり、自分がやっていたあまりに非効率とも思える丁寧な行動が実は釣果を伸ばす近道であることへの自信とその作業を続けていく原動力を与えてくれるはずです。

とにかく可能な限り遠くから、可能な限りライトに、可能な限り丁寧に釣りをすることが重要ではないでしょうか?
「爆釣への道は一日にして成らず」です。「このルアーを使えば誰でも爆釣だぜ」なんてありえないと思います。同じリグで同じ場所を釣っていても釣れる人は釣れて釣れない人は釣れない。シークレットではなく「どこまで丁寧にやれるか」だと思います。

私なんかまだまだですので偉そうなことはいえませんが、これからもっともっとここに書いた類のことを突き詰めて精度を高めて行きたいと思っています。

注:
ライトにするといっても取れる範囲での話です。3ポンドラインをカバーに突っ込むなんてありえませんし、得意げに「ラインブレイクしちゃった」なんてのは論外です。
またエリアのセレクトや状況を読むことは上記以前の話で、上記は絞り込んだ後のアプローチ方法の話です。

| タックル::フック | 12:00 PM | comments (x) | trackback (x) |
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