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ダイワとシマノのスピニングリール比較も今回で3回目。Part.2から1年半しか経っていませんが、ついに私の中で転機を迎えましたのでご報告いたします。



続き▽
| タックル::リール | 12:00 PM | comments (x) | trackback (x) |
以前、「ダイワVSシマノ 〜 スピニングリール編」というコラムを書きましたが、あれから4年経過し、ダイワとシマノの同価格帯のスピニングリールを使いましたので、再検証してみたいと思います。
スピニングリールにおけるダイワとシマノの比較はかなり微妙です。結果から言ってしまうと以前と全く同じ結論です。理由を説明する前にスピニングリールに対する私の価値観を紹介します。それを踏まえて参考にしていただけたらと思います。

私はここ3年ほどTD-S2506Cを2台使っていました。以前のコラムにも書いていますが、私はスピニングには高性能を必要としていませんので、廉価版で十分だと思っています。そして私はライントラブルとリーリングの「軽さ」から、「性能」のシマノではなく、「機能」のダイワを選択していました。

そんな私もベイトがALLシマノになったことで「巻き心地」の重要度が変わってきていまして「性能」のシマノへスピニングも移行しようかと考えていました。
ただスピニングにおける最重要項目はやはりライントラブルの少なさですので、ステラ以外の廉価版でダイワの2500番のスプール径と同じサイズを持つリールを待っていました。しかし最新のモデルチェンジでもそのサイズが出なかったことで、業を煮やし'03ツインパワーMg2500S(以降ツインパ)の購入を決意しました(2台のTD-Sのうち1台をリプレース)。

ツインパを実際に使った私はその巻き心地のよさや剛性の高さキャストのスムーズさなど、機械的な性能に魅了され、TD-S2506Cが使えなくなってしまいました。
そこでもう1台ということになるのですが、ツインパと格下のTD-Sを比較しても意味がないということと、TD-Sは3年使っていますので経年劣化も当然あります。
このためダイワの同価格帯も使ってみたくなりました。しかも丁度良いことにマグネシウムから卒業したセルテートという質感重視のリールがツインパと同価格帯で出ましたので、セルテート2500(以降セルテート)を買いました。

といった感じで私はツインパとセルテートという両メーカの最新の廉価版を使ってみましたので比較します。

まず「巻き心地」ですが、ダイワもだいぶ良くなってきました。ただシマノもさらに良くなっています。やっぱりダイワはシマノにはかないません。明らかにシマノの方が巻き心地がよいです。ダイワとシマノでは剛性感が違います。シマノは精密な感じがハンドルから伝わってきますが、ダイワはノイズこそ抑えてありますが精密な感じがしません。さすがは「世界のシマノ」です。
ただシマノのリーリングはやはり重いです。非常に高級感があり、一度動き出せば滑らかですので、巻物には向きます。ダイワのリーリングは逆に動き出しが軽く、停止すればすぐ止まり、ジャークベイトなど「巻く」「止める」の連続動作に向きます。ライトリグにもこちらがよいでしょう。バス向けにはダイワの方が向いていると私は思います。

次にライントラブルについてですが、スプール径でラインのヨレ具合が違い、巻き密度やスプールの巻きテーパーでトラブルに発展するのをどれだけ抑えるかといったことがキーになります。巻きテーパーはどちらも調整可能ですので取りあえずおいておきます。スプール径については言うに及ばずでシマノは明らかに劣っています。劣っているというより小さめのセッティングです。スプール径は大きいほどラインがヨレにくいので仕方がないことですが、これは物理的に絶対的な要素です。
巻き密度もシマノは密巻きに設定されています。キャスト時のスムーズさは上です。ダイワは逆にクロス巻きに設定されています。下に巻かれた糸がバラバラ出てこないようにクロスで巻いて上から押さえていますので、ライントラブルの少なさに貢献しています。
ということでシマノは飛距離とキャストフィール重視の設定です。ダイワはライントラブルを考慮した設定です。個人的な好みだと思いますが、私はライントラブルを最重要項目に考えていますので、この点はダイワの方が圧倒的に魅力的です。シマノは圧倒的にアドバンテージのある機械的な「性能」をより際立たせるセッティングといえると思います。
また余談ですがスプールにラインが巻かれるテーパーも逆テーパーにすればトラブルの発生を抑えることができますが、キャスト時に抵抗になりますので飛距離が落ちます。どちらのメーカも調整用ワッシャーが付属していますので調整可能です。巻く糸の太さによって調整するワッシャーの数も異なりますが、シマノは通常の平巻きテーパ推奨でダイワは逆テーパ推奨となっています。
(この点でも求めるものの違いがわかりますが)

ということで結果的には以前のコラムと全く同じになります。セルテート程度の剛性&質感があれば、私には必要十分かなと思います。ライントラブル少なさを犠牲にしてまであえてシマノの「性能」を求めるほどセルテートは悪くないといったところです。ただ少しフォローしますとシマノもライントラブル自体はそんなに起こりません。丸2日の釣行毎にラインを巻き変えていますのでライントラブル自体はシマノであってもほとんど発生しませんが、ラインのヨレ具合が異なってきます。スプール径が小さいと巻き癖も小さくつくためヨレっぽく見えやすいというのもあるかと思います。ただダイワの方が間違いなくヨレずに使うことができます。

これ以降は私のスピニング選びの本質ではありませんが、その他の項目についてツインパとセルテートで比較してみたいと思います。

「スプール」についてはツインパはマシンカットスプールです。非常に剛性が高いです。セルテートも悪くはありません。見た目はマシンカットっぽいですが、カタログにそう書いてありません。ただツインパのスプールにはラインクリップがありません。これは使ってみると私にとってかなり致命的な欠陥だということが分かりました。はっきりいってめちゃくちゃ不便です。マシンカットスプールではクリップを付けるのは難しいのかもしれませんが、これはないといけません。
セルテートには不細工ですがちゃんとついています。
常時ロッドにセットしっぱなしで、ラインもガイドに通しっぱなしの人はいらないと思いますが、必要な人の方が多いと思われます。不細工でも付けるべきです。

次に「ベール」についてはツインパはクリック音付きで非常に高級感があります。しかも細いワイヤーにもかかわらず、非常に高剛性です。それに対してセルテートは太いワイヤーで剛性感を出しているようですが、可動に安っぽさがあります。この辺は個人的な感覚になってしまうかもしれません。

次に「重量」はツインパがマグネシウムということもあり、40gほど軽いです。同じ番手とはいえスプール径など物理的なサイズが違いますので単純には比較できませんが、セルテートは3年前のTD-S2506Cと同じ重さですので、質感のために重量は犠牲にしていると考えられます。ツインパはMgとしては質感も悪くなく、「海使用可能」とのことですので、軽量化のために犠牲になっている部分は少ないと思います(個人的にはツインパの色が好きではありませんが)。

次にハンドルですが、どちらも折りたたみハンドルです。シマノの方が剛性感がある上に折りたたみもしやすいです。ダイワは剛性感を出すためか分かりませんが、折りたたみにかなり力を要します。このため無理な力をかけてしまい、将来的にガタが出やすくなりそうな感じがします。正直なところ折りたたみたくないです。

それからダイワも深溝スプールとなってきましたのでセルテートは2000番でもよいのではとの意見もあると思います。確かに2000番でも必要十分かもしれませんが、「2000番のスプール径だったらシマノの2500番を買う」というのも正解の一つかと思います。私はダイワの2000番を使ったことがないのでなんともいえませんが、私的にはライントラブルの少ない2500番のスプール径が魅力で機械的な性能を我慢しているわけでスプール径というアドバンテージがないのであればシマノを買うという結論になるかもしれません。
ただダイワ2000番VSシマノ2500番でもライントラブルはダイワの方が少ないような雰囲気を感じます。この辺、ダイワの同機種の2000番、2500番を両方お持ちの方にご意見を聞きたいところではあります。



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ピッチングのブレーキ設定
みなさん、ピッチングのブレーキ設定はどのようにされていますか?
キャスティングについてはバックラッシュをしない範囲で可能な限り弱く設定していると思いますが、ピッチングのブレーキ設定についてはあまり語られることもなくキャスティングと同じ設定をそのまま使用している方も多いのではないでしょうか?
その設定でうまく投げれるようでしたら別に問題ないのですが、今一しっくりこないと思われている方もいらっしゃのではないでしょうか?
ちなみに私はその設定ですとスピニングでのピッチングのように放物線を描いてしまいます。スピニングの場合はライトリグなのでそれほど問題はありませんが、ベイトでは着水音を抑えるのに苦労します。

私のようにキャスティングと同じ設定では「投げにくい」「今一うまく投げれてない気がする」という方にお勧めの設定はずばり「ブレーキを強くする」ことにあります。具体的にはまず遠心やマグについては強め〜MAXでいいと思います。
どちらにしてもピッチングの場合、あまりスプール回転が速くならないので、スプール回転に応じてブレーキが変化する遠心やマグVはどんな設定でもそれほど変わりません。これは特にマグVに言えます。遠心はそれなりに違いは出ます。
ただそれ以上に重要なのはメカニカルブレーキの方です。

まずいつもの設定で自分が理想とする動作でピッチングしてみてください。着水した地点が狙ったところより前であればメカニカルを締めてください。逆にルアーが上に向かって上がってしまう場合はメカニカルを緩めてください。これを繰り返して調整すれば狙った地点に自然に落ちるようになると思います。
またこれはショートピッチで打っていくときのサイドハンドやサイドからティップをまわして投げるサークルキャストなどでも同じことが言えます。これら横からのキャストでは右投げの場合、着水地点が狙ったところより右であればメカニカルを締め、左であればメカニカルを緩めます。
さらに言うとこのメカニカルでの調整はルアーの重さやロッドの硬さ、狙う地点との距離によって変わってきます。距離については普段から普通に感覚で調整しているので問題ないと思いますが、その他のタックルバランスによる調整は指を離すタイミングなどの自分の感覚で調整するより、メカニカルの締め具合で調整するとよりミスが減り、釣りに集中できると思います。

最近のリールはスプール回転が速すぎますので、ピッチングなどのショートピッチのキャストではメカニカルは締め気味の方がうまく投げれると思います。メカニカルを締めた調整はダイワよりシマノの方が有利です。シマノの方がリーリングに影響のない範囲で調整ができます。
当たり前のようにやっている方はやっていると思いますが、ピッチングではメカニカルを締めろという話をあまり聞かないので書いてみました。通常のキャスティングと同じ設定でやられている方は是非試してみてください。



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ステラFW3000という選択
みなさんはどこのスピニングリールをお使いですか?。ほとんどの方がダイワかシマノではないでしょうか。私も現在ダイワを使っています。
ダイワとシマノの比較については以前コラム「ダイワVSシマノ 〜 スピニングリール編」でも書いた通りなのですが、最近シマノのスピニングが欲しくなってきました。
その理由なのですが私は一昨年くらいまでベイトもスピニングもダイワを使っていました。それは性能より機能を取った結果なのですが、コンクエストとの出会いにより機能重視から性能重視に戻りつつあります。それくらいコンクエストの使用感はすばらしいものがありました。
(ちなみに私のここの所10年のリール遍歴:ALLアブ→BアブSシマノ→ALLシマノ→BシマノSダイワ→ALLダイワ→BシマノSダイワ→・・・)

そこでスピニングも久しぶりにシマノを使ってみたくなり検討しました。
しかし私を含め多くのダイワユーザにとってあの大きなスプール径からくるライントラブルの少なさは他に変えがたい重要ポイントではないでしょうか?
しかもシマノの最近のスピニングリールはスーパーオシュレートなる密巻き機構により、今まで以上に糸ヨレ度がupしているらしいのです。

ということで最低でもダイワの2500番と同サイズのスプール径は死守しようと番手を大きくして対応すべく、その点に着目してシマノのスピニングリールをチェックしてみると驚くべき事実が発覚しました。
スプール径がダイワの2500番と同じかそれ以上のものはステラFW3000(ダイワの2500番と同サイズ)のみでした。他のモデルの3000番は2500番のスプールを深溝にすることにより糸巻き量を増やす、言ってみれば「なんちゃって3000番」でした。
したがって選択の余地なくステラFW3000になってしまいますが、ちょっとこれは懐が許しません。というかこのクラスに慣れるのが怖い...今までスピニングだけはあまり金をかけずに高くても2万クラスで抑えていました。一度、最上位機種を味わってしまうともう戻れない気がして抑えています。ですのでしばらくは静観する予定です。

シマノの廉価版スピニングにもステラFW3000と同サイズの3000番を是非希望します。ツインパワーMgはそろそろモデルチェンジ時期ですので3000番は是非、ステラFWと同じにして欲しいですね。
ダイワのせいかバス用には2500番サイズという固定観念が蔓延して3000番以上は売れないんでしょうね。売れないものにお金はかけれないということで、2500番ボディをそのまま流用した「なんちゃって3000番」になってしまうんでしょうけど...

余談ですが逆にいうとFW3000以外はこだわりがなければあえてステラを買う必要はないということになります。2500番であればステラFWに比べて1万程度安いステラAR2500が私的にはベストバイ(というか上限)かもしれません。浅溝スプールの2500番では8ポンドラインまでを視野に入れると糸巻き量が足りないですからねぇ。



| タックル::リール | 12:00 PM | comments (x) | trackback (x) |
ダイワ、またはシマノのスピニングリールをお使いの方は多いと思います。基本的にはこの2社のものが主流だと思います。
またこの2社のスピニングのバリエーションはかなりなもので、価格帯別に数種類あり、初心者の方はどれを買って良いか悩みどころではないでしょうか?。

ベイトの場合は金額の違いが飛距離に反映されてしまうので、どうしても良いものを使いたいのですが、スピニングの場合は安いものでも飛距離はほとんど変わりません(スプールエッジのコーディングによって若干違う?)。その他の機能もそれ程遜色なく、使用できます。

ではメーカによって何か違うのでしょうか?。もちろん違います。
私は以前、シマノ派でした。シマノはMTB界で世界に君臨しています。シマノのパーツがついていない自転車などこの世にあるの?というほどです。このためリール作りにおいてもその技術が発揮され、ギアやベアリングの性能は他メーカの追従を許しません。高い剛性と滑らかな回転、巻き心地など機械的にはシマノを上をいくメーカはありません。

ですが、あるとき私はダイワ派になりました。その理由は「ドデカコンパクト(大口径スプール)」、「ABS(アンチバックラッシュシステム)」の搭載により、ライントラブルが激減したためです。

私的にはスピニングで一番重要なことはライントラブルが少ないことだと思います。私は立ち木の多いリザーバで釣りをするので、ある程度安心して使える5ポンドを使います。このためドラグのスベリなどのドラグ性能を求めませんが、ラインはフロロを使うためコスト的にも長くもたせたいので糸ヨレは大敵です。ライントラブルはスプール径の大きいダイワの方が間違いなく少ないです。

またシマノのスピニングは巻き始めが重いのですが、一度回り始めるとハンドルから手を離してもしばらく回り続けます。ダイワは巻き始めは軽く、1度回り始めても巻くのをやめればすぐ止まります。これは性能云々ではなくフィーリングの違いです。しかしこのことはサスペンドプラグを使ったトゥイッチ&ジャーク時の「巻く」「止める」といった瞬間的な連続動作に関わってきます。当然、ダイワの方が適しています。

私はこの辺の使い勝手的な要素を重要視し、性能のシマノから機能のダイワへ切り替えたのですが、価値観、釣りのスタイルでどちらを選択するかはあなた次第です。



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