ロードランナーNシステム、アウトバックに続く3つ目のシリーズVOICE。いくつかのモデルが既に発売になっていますので実際に買われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。私も1本買ったりショップで触ったりしてVOICEに関して徐々にわかってきましたので、現状わかっている範囲でNシステムとの違いについてご紹介したいと思います。
続き▽
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ジャングルスティックを眺めていてふと気が付いたのですが、バランサが2枚なんです。
VOICEなんで当たり前なのですが、ジャングルスティックはもともとアウトバックにしかなかった竿です。当然テストやバランス調整はアウトバックでやられていると思います。ですのでバランサは3枚装着でオリジナルなジャングルスティックとバランスが合うのではないかと思った次第です。 厳密にはフロントグリップがラバーになっていたりしますので、2枚でオリジナルのジャングルスティックと合うように調整されているのかもしれません。ただ田辺プロがそのような細かな調整をするとは思えないので(ごめんなさい)、3枚装着も試してみたいと思います。 ちなみにジャングルスティックにはTWBCという最新のバランサハウジングが装着されています。これはタングステン製ウェイトをつけるものですが、従来のブラス製も装着可能です。VOICEのジャングルスティックにはTWBCのハウジング+ブラス製ウェイト×2枚で組まれています。たぶんブランクのバット径の問題で、通常のVOICEやNシスと同じWBCには太すぎて入らなかったんでしょうね。 ちょっとアウトバックっぽくて不恰好です(笑)
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昨シーズン終盤からミドストをはじめたのですが、昨シーズン中はミドストというものを勘違いしていました。とりあえずやってみて何本か釣り、こんなもんかと思っていたのですが、今シーズンに入って相羽プロのビデオ「シークレット オブ ミッドストローリング」を見て自分がやっているのがミドストになっていないことがわかりました。
私はそれまで雑誌などの解説からミドストというのは「シェイクしながら中層を泳がせる」釣りだと思っていました。そしてキモの一つに「シャッド系ワームをロールさせる」があると勘違いしていました。 しかしビデオでの解説を見て「リグを水平に漂わせる」釣りであることがわかりました。そして実際やってみてわかったのですが最も重要なことは「一定層を漂わす」ことで、とにかくニュートラルな状態で漂うように動くことが大事です。 ラインで引っ張られるのではなく、またフォールしたり浮いたり、ダートしたりせず、水中のゴミが漂うように漂わすことが重要です。シャッドワームのロールというのは二次的要素で絶対的な要素ではありませんでした(要はイラネということです)。 「ミドストの動作」はイコール「リグを漂わせるために行う動作」ですが、その動作自体は「連続してシェイクしながらゆっくりリールを巻く」ことです。ただし同じような動作をしていてもわかってやっているのとそうでないのではリグの動きが全く異なってくるはずです。単にシェイクするとラインが張り気味になってジャークするような感じになり、リグがダートしてしまいます。 ダートをしないように漂わすにはラインを張っては絶対だめです。ラインスラッグを上下に弾いて絶対にラインを張らずにスラッグしたラインの重量だけでリグを引かなければなりません。これがやってみると非常に難しいです。 ミドストは非常に手返しよく、シャローをワームで流していける画期的な釣法ですが、そのためにはずっと連続して同じ操作を淡々と繰り返さなければなりません。それが難しいのと簡単なのでは一日やり通した時の釣果に必ず差が出ます。 この難しい動作を簡単にするのは専用ロッドしかないと思います。集中せずに一日中やり続けても「漂わす」ことができることが重要で、集中したときだけ「漂う」のでは不十分です。 適したロッドはティップを振るだけでしなる(というかぶれる)ような柔らかいロッドです。柔らかいといってもティップが重かったり強かったりすると知らず知らずにライン自体を引いてしまってリグがダートします。ダートすると大きなバスが食いません(ビデオでも言っています)。 必要なロッドは振るとティップがぶれ、そしてティップが軽量で弱いこと。ラインスラッグを上下に弾いていてラインが張りそうになったとき、ティップの弱さでラインが張るまでには至らないようなロッドが向いています。またベリー〜バットはある程度強くあわせが入るようなロッドの方がフッキングを考慮すると良いです。 それからティップを振る動作を行う際、グリップ長が非常に重要になってきます。長いと振る動作ができません。グリップ長は短めでグリップエンドを腕にぶつけながらティップを振る感じです。ライトリグのくせに手返しよくシャローを流していけますので、変な力が入ってしまうようなロッドでは一日引き倒すことができません。 私はロードランナーで揃えていますので手持ちの630LSと620LLSBでやってみましたが、630LSはグリップ長が長すぎ、かつティップが強すぎでリグをダートさせずに引くことが非常に難しいです。620LLSBはグリップ長は適度ですが、やはり漂わすことが難しいです。600STSという竿があり、私は使ったことがないので断言はできませんが、ロードランナーではできない釣りだと思われます(ティップが強くて重いため)。 またショップでミドスト専用ロッドと比較して、同じようなロッドに見える竿でも実際に使ってみると想像以上に大きな違いがあって「漂わす」ことができなかったり、できてもかなり集中していないといけなかったりして、安易に自分の好みの代用ロッドを探すことは金の無駄になりかねません。 私の知る限り今現在相羽プロのテクナGPのミドストスペシャルとスピラド(ゼナック)のスイミンシェイクの2本がミドスト専用ロッドとして発売されています。 私は金額的な問題とロードランナーと同じリールシートということでスピラドのスイミンシェイクが欲しかったのですが、「これを買って納得できなければミドストスペシャルを買うのだろうな」ということが自分自身見えていましたので、最初からテクナGPを買いました。非常に高価なロッドですが、専用ロッドは「漂わす」ことがこんなに楽なのかとびっくりするほどの竿でした。相羽プロがビデオの中「この竿でないとミドストはできないよ」的なことを言っていましたが、それだけのことを言えるくらい「これこそ専用ロッド!」という感じでした。 私はフェンウィックのグリップが嫌いなのでいまだにスピラドには惹かれますが、ミドストを極めるにはテクナGPを選択するのが賢いかもしれません。少なくともこの竿を買えば後の問題は「自分の技術だけ」になりますので。ミドストを自分のものにしたい方はまずビデオを見るべきです。そしてミドストとはどういうものかを理解することです。そして水中映像と相羽プロの動作を見て、どのようにリグが動くべきなのか、そのためにはどのような動作をしなければならないかを理解することです。 そうすればあるべき姿がわかるので、それが簡単に実現できるロッドというのがわかるはずです。自分の持っているロッドでできそうなものを全部持っていってそしてミドストをやってみるとどのようなロッドが適しているかわかると思います。合ってないロッドでは想像以上に難しいことも身にしみて理解できます。 その工程でミドスト用に流用できる納得の1本が見つかればそれに越したことはないのですが、もしミドスト用にロッドを買うのであれば専用ロッドを買うことをお勧めします。手持ちのロッドで試行錯誤し、そこで専用ロッドを買った私から言わせると専用ロッドには想像以上のアドバンテージがあると思います。ロッドを買われる方は是非お勧めします! ちなみに余談ですが重いラインを使うとより楽になります。フロロや太いラインを使うとラインの重量でラインスラッグに力がつきますのでロッドでラインを引っ張ってしまうことが減るはずです(ライントラブル激増ですが)。 それからこのミドストと同じ狙いの釣法があります。手前味噌ですが「超完成型リグ」です。こちらは水平に引けない分ミドストより効果は薄いですが、オートマチックで簡単ですのでこちらもお勧めします。ナイロンラインでやってみてください。
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最近のロッドにはグリップエンドにバランサと呼ばれるウェイトが付いているものが多く見受けられます。これは言うに及ばずですが持ち重りを軽減するために装着されています。
ロッドを握る部分の前方のブランク部分と後方のグリップ部分を同じ重さにし、つり合うようにすることで持ち重りを軽減しているのです。 軽量を売りにしている最近のロッドであってもバランサが付いているものがほとんどではないでしょうか。持ち重りは排除したいということだと思いたいのですが、単にかっこつけで付けているものもあるようです(全てのロッドに明らかに同じと思われるウェイトが付いているように見えるものはその疑いあり)。 バランサといっても見た目に色々ありますが、富士工業製のものは調整可能です。 富士工業製のものを装着しているものの代名詞はロードランナーでしょう。このバランサの調整ですが通常は2枚装着が基本でロッドによっては1枚でよかったり3枚必要だったりします。それを調整するのが調整可能なバランサのメリットではありますが、この枚数を安易に増やすのは非常に危険です。 ロードランナーの場合、ロッドが重いためバランサは必須なのですが「6.3フィート以上MH以上」のロッドは3枚装着でつり合います。ただこれをやってしまうと感度が実用の範囲を超えて悪くなってしまいます。私がやったものはRR630MHで、ラバジを撃っていてデフォルトの2枚装着では持ち重りがしたので3枚にしました。そうしたら持ち重りはなくなったのですが底質さえ分からない状態になってしまったのです。 このように3枚以上は厳禁ですが、逆にどうしても感度が必要なここぞという場面では持ち重りは無視し、バランサを取っ払うことでワンランク上の感度が手に入ります。 脱着可能なバランサ装着ロッドをお使いの方は是非お試しあれ。
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よく引き物系はグラスロッドが良いと言われています。
引き物系は常にロッドにテンションがかかっている状態でバスがバイトしてくるので、バイトをはじかないようにというのがその理由です。 またそれとは逆に「引き物系でバイトをノせるのではなくカケる」とかそういうロッドだという広告も目にしたりします。 「どっちが本当なの?」と思ったことありませんか?。私は昔からクランクベイトが好きで非常に良く使うので、自分の中でどっちが本当か結論が出ています。ズバリ、私の中では前者が正解です。 バスはバイトするとき口を開けて泳いできてルアーが口に入ったら口を閉じるようなそんなことはありません。もしバスがそういうバイトをするのであれば後者が正解といえるかもしれませんが、バスはルアーが口先にきたら吸い込むようにバイトします。これは間違いありません。バスに限らず全ての魚が吸い込むといっても過言ではないでしょう。 この吸い込むときに抵抗があるのとないのではどちらが吸い込みやすいか言うまでもありません。抵抗の有無はもちろんロッドやラインが生み出します。硬いロッドや伸びのないラインはバスがルアーを吸い込むときに口の中への入り難さにつながります。バス側も活性によって吸い込むパワーが違ったり、吸い込み方が違ったり、吸い込むまでの勢いが違ったりするでしょう。吸い込むパワーや吸い込むまでの勢いが弱かったりするときは間違いなく柔らかいロッド、伸びのあるラインの方が釣れる数が違ってきます。 低活性時で硬いロッドの場合、吸い込んだときに口に触れただけとか、ルアーのバイブレーションが一瞬消えるだけとかバイトには表れるかもしれませんが、それをカケることは絶対にできません。それはバイトを感じたときにはもうルアーはバスの口の中にないからです。 巻き物でショートバイトをノせたという人はそう思い込んでいるだけで、実際は高活性でバイト後にバスがルアーの引かれる方向と同じ方向に泳いでいるに過ぎません。それをバスが反転する前に気づいただけのことだと思います。 ではどのようなロッドが良いかということになりますが、カーボンがだめでグラスが良いといった単純なものではありません。ルアーのサイズや引き抵抗、ラインとの組み合わせで良くもなり悪くもなります。私が今まで使った感じではフロロラインとの組み合わせではディープクランクの場合はメガバスのTシリーズは良かったですTXシリーズではちょっと厳しいですね(使っているときは良いと思ってました)。小型プラグの場合はF4-63Xは良かったですがF3-61Xはだめです。巻き物を普通に引いている状態から如何にソフトにそれ以上ティップが入るかが問題となります。 ただこれは私が思っていること感じていることであって万人に当てはまる正解ではないかもしれません。ただ私は引き物系が好きなだけに引き物系が今一釣れないと思っている方に、シーズンを通して低弾性の柔らかいロッドを使ってみることをお勧めします。硬いロッドで釣れていない時も柔らかいロッドで釣れている時も使っているときはバイトの感じ方とかのりの良さを目に見えて感じることはないと思いますが、後で振り返るとシーズンを通しての釣果が違っていて「あ、やっぱり硬いロッドはだめだったんだな。」と気づくときがありますよ。
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