CALENDAR
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30       
<<前月 2003年11月 次月>>
LOGIN
USER ID:
PASSWORD:
NEW ENTRIES
RECENT TRACKBACK
CATEGORIES
ARCHIVES
PROFILE
POWERED BY
 

私がバス釣りを始めた当初、ルアーに関する情報は「釣りトップ」と「タックルボックス」以外にはほとんどありませんでした。そんな中、季刊誌としてバスのルアー釣りを専門に扱ったBasserが発刊されました。今では月刊誌となり、最近では小ぶりで薄い形体となってしまいましたが、紙質が変わり特徴であった写真の綺麗さがますます際立っていますし、内容も変わりません。

最近、Basserがつまらなくなったとの話を聞いたり、ネットで見たりします。本当にそうでしょうか。私はそうは思いません。逆に昔からほとんど何も変わっていないと思います。海外のバス事情や季節や旬の釣り方の紹介や提案。決してトッププロのシークレット的な極限られた状況での話ではなく、一般のバス釣り師向けのベーシックな記事ではないかと思います。Basserがつまらなくなったと感じている人は求めているものが変わってきたのではないでしょうか。最新タックル情報やトッププロのシークレットメソッド中心の他誌を求めているのではないでしょうか。その手の雑誌と比較すれば確かに地味です。でもそれがBasserなんです。

2003/12月号のBasserをご覧になったでしょうか。まだの人は2003/12月号だけは必ず読んで欲しいと思います。「死ぬなよ!バスフィッシャーマン。」という田辺哲男責任編集16ページの企画は全てのバス釣り師が読むべき内容だと思います。たぶん買った人でも「文字ばかりでつまらなそうだから」と読み飛ばしている人もいると思います。この記事は田辺氏からバス釣り師への向かうべき道の提案であり、全てのバス釣り師が一度まじめに考えなければならないことがらであると思います。
ここでは記事の内容には詳しく触れませんが絶対に読むべきです。この記事にBasserのBasserたる所以があるのではないかと思います。
この記事のためにカラーページを16ページも割く雑誌がBasserなのです。記事の終わりに最近ではめったに出てこなくなった編集長のコメントがこの記事の重みをぐっと引き上げています。

業界を引っ張っているのはロドリではなく紛れもなくBasserだと思います。確かに物マガジン的なロドリは釣具業界の売上に貢献していることは間違いないと思いますが、バス釣り師の向かうべき方向を示しているのは間違いなくBasserだと私は思います。

ついでに私からも常々思っていることを提案させていただきたいと思います。

一つは大会ではなくプライベートの釣りでバスをキープするのはやめませんか?
「キープしてどうするの?」っていつも聞きたくなってしまいます。ボート屋に戻って自慢するのでしょうか?知人に自慢するのでしょうか?それによってバスは弱っても死んでもいいのですか?はっきり言ってくだらないと思います。この点についてはBasserの記事でも語られていましたがまったくもって同感です。

それから次にネットを使うのをやめませんか?私も実はネットは持っています。
大会の時には持っていきますが使ったことがありません。今後も使うつもりもないので今後は置いていこうと思います。せめてこれもプライベートではやめたらどうでしょうか?ネットを使うとバスは傷つくのはもちろんですが、釣り上げてもいない魚を捕まえてしまう行為に感じるのは私だけでしょうか。

それからバスを地面やボート上に転がさないようにしませんか?私はネットを使わないので抜き上げか下顎を掴んで上げるため極力ボートには魚を下ろしません。
抜き上げるときもラインを持って魚を下ろさないようにしています。稀に手が滑ったりしてボート上を跳ねさせたりしてしまいますが、かなり弱ってしまう気がします。
よくメディアで活躍されているルアーデザイナやそのメーカの岸釣りプロモータの方がバスをゴロゴロ地面に並べてご満悦な写真が某誌紙面に掲載されていますが、ご本人や雑誌社の方、大丈夫ですか?本人の意思か雑誌社の意向かわかりませんが、そんなことではリリ禁やマナーについて書かれても説得力ありませんよ。
お持ち帰りで食すのであれば何も言いませんが...

また上記に関連して自分の中で記録となる魚以外はメジャーを当てるのもやめませんか?別に30cmだろうと32cmだろうとどっちでも良くないですか?多少間違っても良い場合は目測でいいじゃないですか?

それからライフジャケットは必ず着用しましょうよ。自分でボートを持っていたり、レンタルボートで常用的にボートに乗る方はもちろんですが、フロータやウェーディングの方もライフジャケットつけませんか?落水しても泳げると思っている方がほとんどだと思いますが、もし万が一のことがあればあなただけのことではすまされません。全国に数多いと思われる公認ではない黙認のバス釣り場で水難事故があれば、その釣り場ではバス釣りが禁止になることは必至でしょう。

いろいろ書いてしまいましたが、これらは今の私からの疑問と提案です。みなさんに押し付けるのではなく、みなさんにも考えてもらいたいと思って書きました。
私は2003/12月号のBasserに触発される形でこのコラムを書きましたが、みなさんの中にもこのコラムを読んで、自分なりに考えてバス釣りの将来のために何らかの行動を起こしてくれる方がいれば幸いに思います。



| 問題/提案 | 12:00 PM | comments (x) | trackback (x) |
PAGE TOP ↑