ボートで釣りをする場合、船外機を使わず、エレキのみで釣りをされている方は多いと思います。私もその1人です。
釣り場的に船外機禁止であったり、お手軽なので船外機をつけない方もいらっしゃるでしょう。 エレキのみで釣りをする場合、より早く移動できるに越したことはありません。トーナメントに参加される方はもちろん、休日にレンタルボート屋の開店時間から速攻で準備し、誰よりも早く目的のポイントに行きたいのはみな同じです。 このため懐の許す範囲でよりパワーのあるエレキを選択されているのではないでしょうか?。 誰よりも早くポイントに行くこと、移動時間をできるだけ短くすることは釣果を上げるうえで非常に有効だと思います。 ですがもう1点、エレキについて考慮すべき点があります。それはエレキのペラです。 モーターガイドのエレキのペラは私の知る限り3種類あります。2枚羽、3枚羽、4枚羽です。羽が増えるほど1枚1枚は短くなり、速度も遅くなりますが、羽が多い方が静かです。 この静かという性能は非常に重要だと私は思っています。琵琶湖や霞といったビッグレイクでは日ごろからある程度荒れていますのでエレキのペラによる静寂性はあまり関係ないかもしれませんが、リザーバや野池など日ごろ静まり返っているようなフィールドでは重要だと思います。というのもバスはエレキの音を聞いてスプークしていると私は思っているからです。 ロングキャストするような釣りではあまり関係ないかもしれませんが、シャローストラクチャーをショートピッチで打つ場合には私の経験ではエレキを踏まずに風に流されながら釣っている時にヒットが多いです。 私はこのことをかなり気にしていてリザーバではピッチングできる距離までポイントへ近寄らないためピッチングはほとんどしません。何故かというと私がピッチングが下手なこともあるのですが、ピッチングできる距離では近寄りすぎ、もしくは届いたとしても着水音を抑えられる距離ではないからです。 このため私はサークルキャストで打っていきます。エレキはできるだけ踏まず惰性で流すか、最弱で踏みっぱなしのどちらかで、チョコチョコ踏むことは避けます(このためエレキは無段階調整のものを使います)。最弱というのは安定して回転する最も弱いパワーで、この最弱の踏みっぱなしが4枚羽の効果が発揮されます。 というわけで静寂性を高めることも釣果を伸ばす手段だと私は思います。ただエレキのペラによる違いを実際に同時に同じ場所で使い比べることができませんので、厳密な比較はできません。有効かどうかは断言はできませんが、私は有効だと思って4枚羽を使っています。 エレキの音が気になっている方は4枚羽を試して見る価値はあるのではないでしょうか?
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