釣具屋へ行ったらX-Bites3が出ていたので、買って見ました。
最初の方のX-Bites2の続きの部分はさておき、本編について驚くべき事実に思いっきり閉口してしまいました。 まず車(白いエスティマ)で湖に降りてくところは都田川ダムの鯉友会スロープでした。 「都田でX-Bites?」とどんな釣りするんだろうって思って興味津々で見てたら実際釣りをしたところは別のところでした(メボシはついていますが...)。ただ最後のところでプロップダーターを使うところの最初のシーン(バイトがあって乗らないところ)は都田の最上流部でルアーのカラーチェンジをするところは下流の方でした。で、最後に実際にデカバスを釣るところはまた最初の湖になっていて、しかも最後にボートを上げるところはまた都田川ダムでした。 結局、都田川ダムでのヒットシーンはありませんでした(まさかノーフィッシュ?)。 さらにいうと10年近く前にBASS CLUBなる季刊誌で都田川ダムの紹介記事を載せていた張本人とは思えないような未知の湖に来たかのような演技、地元民であるはずなのに「温泉あるの?」とかいってるし(ちなみにメガバス本社から都田川ダムまでは車で30分程度です)。 そして「豆しか釣れない」とか「1本だけ」とか「50upはまず釣れない」といった釣れない証言を都田川ダムの釣り師から取るだけとっておいて別の湖で釣りをするなんてせこすぎる。 このことからX-Bitesというのはメガバス製品のプロモーションのために作り上げられたドラマ仕立ての似非ドキュメントだということがわかりました。X-Bites3を見るまではドラマ仕立てではあるけど一応はドキュメントだと思っていましたが、編集入れてドキュメントに見せかけて作った作り物だったようです。 ただ撮影したリザーバがどれだけ釣れる湖かはわかりませんが、魚自体はちゃんと釣ってるのでその辺までは作られていないことは確かです。伊藤由樹氏が釣りが下手なんていってるわけではありませんので、念のため。ただドキュメントでもないのにドキュメントと謳うなと言いたいだけです。 ちなみに内容はほとんどないです。ディープカップビーバーとリベンジのプロモーションですね。ただ映像のつくりは今までと比べてかなり進歩していると思います。少なくとも途中で寝ることはあっても酔うことはなくなりました。 ということで内容はないし、ドキュメントでもないですがメガバスプロモーションビデオと割り切って見る分には値段が安く、収録時間も長いので1度見るのも悪くないですよ。
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最近のロッドのほとんどが高弾性カーボンを使用してますね。各メーカとも「高弾性=高性能」といった感じで声高に謳っていますが、本当にそうでしょうか。
私は違うと思います。そんな単純ではないでしょう。 昔からクランキングには低弾性のグラス素材を使い、それ以外は高弾性のカーボンを使うといわれていますが、今回はその辺の使い分けではなく、素材自体がロッド性能に及ぼす影響について考えてみたいと思います。 「実際問題、弾性の違いってどこからくるの?」って考えてみますと、同じカーボンであれば繊維の密度が違います。単純に高弾性は繊維の密度が高く、つなぎであるレジンの量が少ないのです。低弾性はその逆です。 高弾性のメリットとしては、同じ固さのロッドを作る場合、より薄く作れることが挙げられます。薄く作ると軽くなります。最近のロッドが異様に軽いのはそのためです(もちろんガイドの重量も関係しますが)。そしてこの軽さからくる感度upが最も大きなメリットではないでしょうか。 ではデメリットは何かあるのでしょうか?。結構ありますよ。高弾性ということは反発力が強いということです。このためランディング中のバスの動きに機敏に反応しすぎて、弾きやすく(バレやすく)なります。またキャスティング時にピンスポットに入れるための動作、タイミングが非常にシビアになります。「最近、キャストが下手になったなあ」って思ったことないですか?。 またレジンの量が少ないのでヘタリやすく、折れやすいです。したがって耐久性が低いということになります。最近の竿が折れやすいといわれる所以でしょう。高弾性素材を使うアユ竿の耐用年数は3年とも聞いたことがあります。 では次に低弾性についてですが高弾性の逆のことが言えます。メリットとしては重さからくるトルクup、反発力が低いということからくるバレ難さ、キャスティング時の精度向上、レジン量が多いことからくるヘタリ難さ、折れ難さです。 デメリットは重さからくる感度の低下でしょう。ライトリグやボトムの釣りにおいてはかなり致命的で大きなデメリットですね。高弾性派の人が一番慣れない部分がこれですね。 ということでそれぞれ良いところ悪いところがあります。 最近の主要ロッドで低弾性なのはロードランナーくらいでしょうか。それ以外はほとんど高弾性です。ロッドというのは相性もあるので一概にこれが良いとはいえない部分があります。いくら良いロッドでも自分に合わないものは合わないので注意が必要です。そのロッドの看板プロの釣りのスタイルと自分の釣りのスタイルを比較することも自分に合ったロッドを探す参考になると思います。特にロードランナーについては田辺プロが常吉などのライトリグをやらないので、ライトリグには非常に向いていないと思います。そのために深江プロはNewシリーズであるテーパーデザインからフカシンシェイクなるロッドを出したのでしょう。
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