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某大手セルバイのルアー交換を見ていると未開封(NIP,NIB)を希望されている方が非常に多いですね。私は「ルアーは使ってナンボ」という考えはありません。別に使おうが飾ろうが他人に迷惑をかけない範囲で使用方法はその人の自由だと思っています。ですから人が何を希望しようどうでもいいのですが、最近ある裏技を見つけてしまったので、それについてお知らせします。

未開封希望といっても全ての方がコレクション目的かというとそうではないと思います。使うにしても全ての傷は自分が付けたいというルアーへの思い入れを重視する方もいらっしゃると思います。「それなら開封済み未使用品(もしくは無傷の中古:MINT)でいいじゃん」と聞こえてきそうですが、それはちょっと危険です。
私も何度か経験がありますが、開封済み未使用品と言われて交換しても使用感(小傷)のあるものが送られくることがあります。元々交換するということは送られてくるものは欲しいものですし、私の場合使用目的であることがほとんどなのでクレーム入れて返品はせず、「ま、いいか」と納得するようにしています。
しかし納得できない方も多いと思います。そしてその危険性を回避するために未開封希望とする方もいらっしゃると思います。

ただitoルアーの未開封はどうでしょう。itoルアーのパッケージはご存知のとおり、プラスチックボックスです。そして止め具のところにシールが貼ってあり、その有無、もしくは剥がした形跡で開封・未開封を判断すると思いますが、実は剥がし跡を残さず、綺麗に箱を開ける方法があるのです。もちろん元通り箱を閉めることも可能で全く開封した形跡が残りません。
たぶんみなさんの中にも当たり前のようにご存知の方もいらっしゃると思います(何回か開ければ気づくことですから)。

私的にはコレクションしているものも箱から出してコレクション用のタックルボックスに並べて眺めてイジって悦に入るので、この方法はあまり関係ありませんが、箱に入れたままでコレクションしている方の中には「未開封でコレクションしてるけど開けたくていじりたくて仕方がない」という方、いませんか?。そんな方のために開封痕を残さずに開封する方法をお教えします。

この方法は超簡単です。
止め具の下側をパッケージが割れない範囲で押しましょう。そして上蓋を引っ張ります。するとシールが少しづつ内側(止め具側)から剥がれて行きます。限界まで蓋を引きパッケージを押し込んでもシールの端が少し貼り付いたままですがそのままの状態で箱をゆっくり開けましょう。残りのシールの端が剥がれつつ蓋が開きます。シールも止め具に綺麗についています。
締めるときは普通に締めてシールを押さえれば元の未開封状態に戻ります。

このように開封した形跡を残さずに開封する方法があるので個人取引でitoルアーを希望するときは注意しましょう。
中古のものも目立たない傷であれば知らん顔して箱に戻し、未開封と称して交換に出すなんて輩がいないとも限りません。個人取引で過去に手に入れた未開封のルアーも開封してみたら裏側に傷があった...なんて考えると怖いですね。



| タックル::ルアー | 12:00 PM | comments (x) | trackback (x) |
メガバス≒オリジナル
メディアによく露出しているメガバスの社長兼デザイナ伊東由樹氏の発言をみなさんも見聞きする機会が多くあると思いますが、コピー商品に対してバッシングが目に付きます。この釣具の世界において何をもってコピー商品といえるのでしょうか?伊東由樹氏にはその辺の線引きができているのでしょうか?
もちろん人気商品から型を取り、見せかけをまんまパクった商品は言うに及ばずですが、内部構造やコンセプトについては何がコピーで何がコピーではないというのは難しいでしょう。

実際、ルアーの世界においては確立されたカテゴリがあります。クランクベイトやペンシルベイトといったカテゴリについても一番最初に出たルアーがあり、後発の全てのルアーはそのコピーといえばそれまでです。内部構造の重心移動についてもメガバスがやり始めたことではありません(これはコピーではないんでしょうか?)。

カラーについてはその傾向がさらに強いです。ゴーストアユやキンクロ、マットタイガー、ハチローはもちろん、新色のYMCやグリッターシャッドなどメガバスが後出しの他社との類似カラーが多数あります。それでもメガバスはそんなカラーも独自の名前を付け、さもオリジナルといわんばかりです(言ってみればネーミングオリジナルでしょうけど)。

先日読んだ某誌の記事の中にシュリンプカラーについてのくだりがありました。それには「各社がそれぞれ追求して同じ結果にたどり着いた」ように書いてあります。しかしどう考えてもリップにハサミを描いたシュリンプカラーについてはスミスが1年前に先行しています。エバグリとメガバスは1年後です。
メガバスについてはより生々しくザリガニを表現していて他のメーカと比較すると抜きん出ているかもしれませんが、リップにハサミを描く塗装はスミスが去年からハスティーに塗っています。
外から見たら明らかにメガバスがパクリに見えますが、自社がパクっていると思われそうなところは上記のように苦しい言い訳をしています。仮にその言い訳が本当だとしても外から見たらパクリに見えるんですよ。伊東由樹氏にパクリに見える他社ルアーと同じように我々にもメガバスがパクっているように見えるんです。
そんなにパクリが許せないなら自社研究の結果であっても他社が先に塗った色は出さないようにし、また形状も似たものにしてはならないんではないでしょうか?
私が特に気になるのはMR−Xのリップの付け根がDUELのハードコアシリーズのフリクションリップそっくりなことと(そこを叩かれたかどうか知りませんが、今年リップを変更するそうですが...)、POPMAXの目がDUOのクランクそっくりなことです。

多かれ少なかれ形状が似通ってきてしまうのは否めないと思います。カラーについても言うに及ばずです。私的にはその辺は指摘せず許しあったらどうかと思うのです。DEEP-X200(T)の多目的重心移動には感動しましたし、コアユの慣性バランサーPart.2は最高です。何も言わなくても誰も伊東由樹氏がパクリをするとは思いません。逆に伊東由樹氏がパクリ発言をすると他社の偶然似てしまったものはパクリと思われてしまいます。
人気ルアーの型を取った、まんまパクリの格安ルアーであっても、オリジナルがその価格で豊富に流通させればコピーを買う人はいないでしょう。業界トップメーカであるメガバスには「安く豊富に提供できない自分たちが悪い」と考えるくらいの余裕が欲しいと私は思うのですが...伊藤由樹氏のデザインや発想がすばらしいのは周知の事実なんですから。



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