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魚探
バス釣りで使用されているハイテク機器で最も一般的なのが魚探ですね。みなさん有効活用してますか?。
魚探もピンキリで色々な機種が出ていますが、5万円前後の機種を入門機として使っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?。最初から高いものを買っても「宝の持ち腐れ」、「使いこなせない」と思ってこのくらいのものを買った、または買おうと思っている方もいらっしゃると思います。私もそうでした。ボートを買って予算的に厳しかったということもありました。

5万円前後のものを使っていてイマイチ有効活用できていないと感じている方やこれから魚探を買おうと思っている方にホンデックスHE-460Pro2からHE-5700に買い換えた私から一言、言わせてもらいますと「借金してでもHE-5700を買え!」です。

ハッキリ言って私は460Pro2を水深計としてしか使えませんでした。原因は画面が汚くて画像がわかりにくかったことと振動子が107kHzだったためです。画面が汚いのは読んで字の如くですが、107kHzの振動子はなぜいけないのでしょうか?。これは魚探の原理に関係します。

魚探は振動子から発信した音波の跳ね返りを受信して画面に表示します。その音波は振動子から円錐状に(丁度メガホンで叫ぶように)発信されます。振動子の周波数が低いほど指向角が広くなりますので、107kHzの振動子ですと水深5mボトムで直径5m弱の範囲を拾います。「広いほうが良いじゃん」と思われるかもしれませんが、水深5mのボトムに何か映って自分の足元の直径5mの円の範囲に何かあるとわかっても探す気になりますか?。時間が無限にあればいろんな方向から魚探をかけ、場所を特定するのは可能ですが現実的にとてもやっていられません。またそれが魚の場合はどっかに行ってしまいます。また急斜面に何かストラクチャがあった場合でも107kHzでは何も映りません。斜面に吸収されます。魚探の原理を考えたら当然ですね。
ですがこの107kHzの振動子はベイトフィッシュを探すのには非常に重宝します。このときは単純に「広いほうが良いじゃん」です。

このように用途に合わせて使えば良いのですが、通常は振動子が1つなので買うときに選択することになります。HE-5600の場合は色々な振動子を接続できますが、通常はモデルごとに決まっています。
1つであれば200kHzが良いといわれていますが(今江プロもそういっている)、HE-5700は107kHzと400kHzの2つの振動子の画像を同時に1画面で見る事ができます。この便利さは使ってみれば一目瞭然ですが、ピンポイントは400kHz(水深5mボトムで直径1mを拾う)で、ベイトフィッシュを見たいときは107kHzを見ることができます。

他にも振動子によって映りやすいものなどの性質が違ってきますが(107kHzはハードボトムの2時反射を拾うなど)、詳しい解説は並木プロのビデオ(確か「魚探」というような題名)を見てください。これは非常に良いビデオで魚探に映る魚を釣るシーンは、経験のない方は実際に見ると違いますよ(超お勧めです)。

あとフィッシュアラームですが立ち木でも思いっきり鳴ります。はじめて魚探を使ったときは魚もいないのに立ち木でピーピー鳴って恥ずかしくて、それからずっとOFFで使っていたのですが、HE-5700に変えてからONで使うようになりました。これは別にHE-5700のフィッシュアラームがHE-460Pro2に比べて優れているからではなく(優れているかもしれませんが)、私の考え方が変わったためです。今までは魚探知音と考えていたので「立ち木で鳴るから使えない」と思っていましたが、釣れる可能性がある場所探知音と考えるようになり、鳴らないところは釣れないと判断するために使うようになりました。このように考え方が変わったのもHE-5700に変えて有効に活用できるようになってきたからです(まだまだ使いこなせていませんが)。

ただ人それぞれスタイルがありますので一概には当てはまらないかと思います。水深が深い場所(リザーバなど)に行かない方や、5万円前後の107kHz機種でも十分活用できている方もいると思います。ですが上達の障害になりやすいことは間違いないと思いますので、「借金してでもHE-5700を買え!」といいたいですね。

P.S.
決して並木プロや本多電子(株)の回し者ではありません。



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