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手数を増やすには
みなさんは釣りに行けない平日はどのようにお過ごしでしょうか?。私のように頭の中が釣り色に染まっているバス釣りに本気でのめり込んでいる方は雑誌を読んだり、ビデオを見たりしているのではないでしょうか?。そして次回の釣行時の戦略を練っているのではないでしょうか?。

多くの釣り雑誌にはその時期に有効な釣法が載っていますので、それを参考に「あのポイントでこのリグを使ってこう攻めよう」とか「このルアーであのエリアを流して見よう」など色々考えていると思います。

そして実際に考え抜いた釣法を実践するためのタックルをリグり、意気揚々と釣行し、ほとんどの場合、玉砕するのではないでしょうか?。練りに練った釣法で全く結果が出ない。じゃあ次に何をやろうか。何も思いつかない。そしていつものようにいつもの釣りをして帰る。それで1本や2本魚を獲っても、なんとなくすっきりせずに帰路につく。こういう経験、ありませんか?。
私はショッチュウ(方言?:四六時中の意味)です。特にうまくなりたいと強く思っているときほど、多いです。

何故このようになるのでしょうか?。経験が無いから?。下手だから?。
それもあると思いますが、私は考え方がいけないのだと思います。このような場合のほとんどは自分の都合で釣りをしているのではないでしょうか?。雑誌にもその時期のバスの状態といったことよりも、リグやルアーの解説や小手先のテクニックがほとんどで、かつ見る側もそれのみに興味を惹かれているのではないでしょうか?。それはまずいですね。

実際に考えなければならないのはまず、この時期バスはどのような状態なのかといったことです。どのような場所についていて、どのような動きに反応するかなどです。
そして次にその状態のバスを釣るにはどうすればいいのかを考えます。

このようにバスの状態をもとに戦略を立てれば、用意した方法がダメだった場合でもバスの状態を考えれば答えが出ると思います。「あれでダメならもうバスはこういう状態かもしれない」といった季節によるバスの動きや「いつもより濁っているからもっとスローに」といったその時々の状況変化によるバスの状態の変化を予想して対応できるのではないでしょうか?。少なくともお手上げになるまでの手数が増えると思います(といいながら私も全然まだまだですが...)。

これは俗にいう「パターン」です。
パターンを学習するのにお勧めなのが田辺哲男氏の『バシングパターンブック』です。これは「シーズナルパターン」について書かれた本で私のバイブル的存在です。しばらく釣りに行けていないときの釣行前やバスの動きが掴めなかった釣行後にチェックしています。今時の本(カラー写真をたくさんに使った本)と比べると地味ですが内容はGOODです。
それから最近出た『バス釣りストロングパターン』はシーズナルパターンにプラスしてその時々のバスの状態からどう釣っていくかが解説されています。シーズナルパターンがベースにないと読めないので、先に『バシングパターンブック』を読まれることをお勧めします。

これらの本は知識として学べますが、結局、経験から裏付けを取らなければ実力はupしません。ただ闇雲に釣りをするより、「予習」→「実践で確認」→「復習」といった流れでやっていった方が明らかに上達が早いと私自身は信じています。



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