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人間の皮膚
今回はちょっと変わったコラムです。
実は先日の釣行でフックをマイボディに刺してしまいました。もちろんカエシまで。

私の釣り暦はかなり長いと何度も書いていますが、その長い釣り暦で初めての経験です。今まで自分の周りでは何回かその出来事に遭遇しました。また私自身も友人のキャスト時にルアーを首に当てられたり、帽子を釣られたり危ないことは何度もありましたが、今回はじめて最後の一線(カエシ)を越えました。

ミスキャストで陸上の木にプレデターが引っかかってしまい、あおっていると飛んできて私の膝の内側に見事にフッキングしました。

私は以前から「刺さったら貫通させてカエシまでをペンチで切って抜けば良いじゃん」と安直に思っていたので、それを実行に移そうとしましたが、意外にも人間の皮膚は硬いじゃありませんか。かなり力を込めますが中々刺さっていきません。逆に抜き取ろうと思ってバスの口からフックを抜くように抜こうとしても、全く動きません。
不思議と痛みはあまりないのですが、血はダラダラ出てきます。
「病院行き?」と思いつつ、もう一度貫通させようと力を込めると少しづつ刺さっていきました。ちょっとフックポイントが皮膚から出たので爪で皮膚を押し下げ、何とかカエシが出たのでペンチでカットして抜くことに成功しました。
消毒手段もなかったので唾をつけておきましたが、今のところ痛みはなく、膿んでいる様子もないのでほっといてますが、昔、破傷風になりかけたことがあるので少し心配です。

今回、ペンチがなかったらそのままで帰宅しなければならなかったと思うと恐ろしい限りです。できれば露出部がないようにするのがベストですが、暑い夏にそれは無理ですので、みなさんも常に細心の注意と事前準備をておきましょう。
また陸上に引っかかってロッドをあおるときは必ずルアーと自分の体のX軸をずらしてあおりましょう。
今回は膝の内側の皮膚と並行に刺さり、刺さり所、刺さり方が良かったですが、外しにくい場所や皮膚と垂直に刺さったりしたら、自分では外せないでしょう。

人間の皮膚は思ったよりずっと硬く、まるでポーク(ブタ革)のようなので簡単には外せません。私自身、かなりなめていたところがありましたが、今回のことで真面目にバーブレスを検討したくなりました。
以上、経験者からの忠告でした。



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