最近知人からハードルアーは苦手とかワームしか使わないとか聞くことがあります。
確かにプレッシャーの高いフィールドでオカッパリという限られた条件で釣りをする場合にはワームの方が釣れると思いますが、ボートの場合はどうでしょうか?。 野池などの小さなフィールドであればワームで全てのポイントを釣ることは可能ですが、ある程度の規模のフィールドでは効率が悪いことは否めません。 そこで引き物系の入門としてこの時期最も旬なバイブレーションを取り上げたいと思います。はじめに言っておきますが、最初にルアーありきではありません。はじめにバスありきです。 まずこの時期のバスの状態を考えてみましょう。 ●アフタースポーンのバス アフタースポーンのバスはスポーニングエリア近くのストラクチャに張り付いて疲れた体でも食べれそうな目の前に来た餌を食べつつ、じっと体力の回復を待っているといわれています。実際、そういうところでやせ細ったボロボロのバスを釣ることがあります。 ●スポーニング回復バス アフタースポーンの状態から体力が回復してくると徐々に水通しの良いエリアに移動していくといわれています。実際そういうところでお腹がプリプリのバスを釣ることがあります。 ●スポーニング無関係なバス 岸にピッタリついていてフラフラ泳いでいたり、ストラクチャに隠れていたりしています。サイズが小さいことが多いです。 アフターのバスは置いといてその他のバスの付き場として共通しているところはリザーバではボディウォータの岸沿いです。その辺はちょっとした水中の岩やスタンプなどのストラクチャは無数にあります。さらに見た目に何もないことが多いのでプレッシャーも低いです。 広くて無数の見えない小さなストラクチャでどこに隠れているかわからないバスということで、ワームではらちがあきませんし、今年生まれた豆バスの餌食になりかねません。 そこでバイブレーションを使うのですが、何故、バイブレーションなのでしょうか?。 狙うポイントはボディウォータのショアラインにある水中の変化です。スピナベやシャロークランク、シャッドとたくさん選択肢があります。 スピナベは使う人が非常に多いのでスレているということ、シャロークランクは動かす水の量が多く、回復バスといえど疲れの残っているバスが食う気にならないのではないかと思うのです。風の強いときなどで湖面が荒れているようなときや濁ったときには良いかもしれませんが、それ以外には避けています。 あとはバイブレーションとシャッドですが、どちらも正解です。魚の活性に合わせて選択しましょう。ただスピナベと同じくシャッドも春先から使う人は多いので、まずバイブレーションで反応がなければシャッドという感じでいいと思います。 さてアプローチですが岸から2, 3mをボートで流します。そして進行方向に向かって投げます(もちろん岸直近を狙って)。目的はショアラインをできるだけ長くトレースするためです。岸に対して直角に投げるのはかなり効率が悪いです。 そしてリーリングスピードですがスロー気味に巻きます。スロー気味に巻くのは回復が遅れているバスへも対応するためです。 使うバイブレーションはフローティング、もしくはサスペンドタイプを使います。シンキングモデルでは岸直近をスロー気味に引けません。また着水即根ガカリということもあります。私がBAFを使うのはそのためです。 あとはこれを延々繰り返すだけです。できるだけ水通しの良いところとか風の当たる場所、時間とかも重要ですが、やっていけばわかってくると思います。実際それが全てではないので(この時期は関係なく釣れるときは釣れる)、特に気にせず腕がパンパンになっても投げまくってください。そのことの方が重要かもしれません。 カラーですが自分のお気に入りであれば何でも良いと思います。 しいてお勧めを上げるとすればオイカワやタナゴなどのブルーorパープル系でゴースト系とファントム系の2つがあればベストでしょう。今現在の私は上記にお気に入りのキンクロをプラスしてローテーションしています。
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最近発売される潜り系のルアーはほとんどナチュラルに泳ぎます。
ナチュラルといっても何を持ってナチュラル?と聞かれても困るのですが、巻き抵抗が弱くタイトなアクションでスルスルと泳ぐルアーがほとんどだと思います(以降ナチュラル系)。 逆にアメリカ製や一昔前の日本製は巻き抵抗も強く、ワイドなアクションでプリプリ泳ぎます(以降アピール系)。 私はボートからの釣りがメインで見た目にもナチュラル系の方が釣れる気がして好んで使っているのですが、最近タックルボックスの中にアピール系のアクションをするルアーが少なく、シャロークランクに関してはアピール系のものを持っていないことに気づきました。 そのことに気づいたきっかけは先日の琵琶湖オカッパリ釣行でした。前日の大雨で濁りがきつく、かつ波で湖面が荒れていました。この状況でスピナベを引いていたのですが、スピナベへの反応が遠のいたのでシャロークランクへチェンジしました。シャローラビット、モーグルクランク、グリフォンと色々使ってみても、どれも存在感が希薄で全く釣れる気がしませんでした。グリフォンはクラックライムという目立つカラーを引いたのですが、それでも存在感がありませんでした。そんな中、嫁さんがクラシカルリーダのワカサギカラーで1本GETしました。 嫁さんのボックスには私の使わなくなったルアーをあげたりして入っているのですが、クラシカルリーダやモデルAといったアピール系アクションのルアーが結構入っていました。借りるのもどうかと思ったので、試しに投げさせてもらったのですが存在感が強く、荒れた状況では非常に使いやすく感じました。 水噛みの良い潜り系プラグの良い所はアクションだけでなく、ちょっとのゴミもものともせず泳ぐこともそうですね。ナチュラル系はちょっとゴミがつくともう泳がないのですが、アピール系はお構いなしで泳ぎますからね。今回の琵琶湖は浮遊ゴミが多くて、このことは重要でした。 というわけで水噛みの良いアピール系アクションの潜り系プラグを大いに見直したわけですが、私のようにナチュラル系アクション一辺倒な方も多いのではないですか?。特にオカッパリの方にはお勧めですのでアピール系アクションを敬遠されている方は一度試してみては如何でしょうか?。 私的にはCBシリーズよりクラシカルリーダのようなゴトゴトラトルの方がお勧めです(最近少ないですからね)。
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