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釣れるルアーとは
バス釣りにおいて釣れないルアーはありません。極端な話、木片にフックをつけて水面でチョコチョコやってるだけで季節によっては釣れてしまうでしょう。
かといって全てが同じではありません。釣れないルアーはないかもしれませんが、よく釣れるルアーは間違いなく存在します。そこで釣れるルアーとは何かを考えてみると私は以下の2種類があると思います。

●釣れる要素を持っているルアー
●使いやすいルアーです。

まず1つ目の釣れる要素を持つルアーというのは釣れる水ヨレを発生するルアーであったり、障害物に当てたときにヒラを打つルアーであったり、バスの本能を刺激する動きを出すルアーです。まあこれはまあ当たり前ですね。これは釣れると言われているルアーの開発経緯をメディアなど見聞きする範囲では偶然の産物のようですね。加藤誠司氏も書籍でそう語っています。

そして2つ目の使いやすいルアーというのはよく飛んで他のルアーの攻めれない場所を狙えたり、障害物回避性能が高かったり、釣れそうに思えるルックスで長く丁寧に使いつづけられたり、2次的要素で釣れるルアーになりうるルアーです。本来、釣れるルアーではなくても釣れる確立を高くする2次的要素があるため結果的に釣れることになるというわけです。

この2つをみると「前者が釣れるルアーだろ!」といわれそうですが、そうとも言い切れません。というのも使いにくいルアーは使われにくいのではないかと思うからです。使いにくいルアーをみなさん使います?。釣れるといわれている往年の名作、シャドラップなどのラパラをボックスに入れてますか?。「あんな飛ばないもの使えないっつうの」とかいって使っていない方も多いのではないでしょうか?。
ですから如何に釣れるルアーといえど使ってもらえなければ釣れるルアーにはなりえません。逆に頻繁に使ってもらえさえすればあまり釣れないルアーも釣れるルアーになり得るということです。
最近の国産ルアーはまず後者は必ずクリアしています。そして前者については開発者の方のイメージ通りの動きをするように作られ、あとは釣れるルアーになることを祈るだけでしょう。

ただしルアーの性質によって前者と後者の重要度の比率は変わります。
特に重心移動など内部構造の違いで飛距離にあまり差も出ず、設計により障害物回避性能がそれ程変化しない、泳ぎで全てを判断されるようなバイブレーションやスピナベは前者の違いが他のルアーと比較して格段に重要視されます。
この2つは釣れると評判になっているものの中で自分のフィーリングに合うものを使うと良いでしょう。

という訳ですが、人気のメガバスについては後者をほぼ100点満点でクリアしているものがほとんどでしょう。その中で前者をクリアしているものが一部にあるというくらいではないでしょうか。私が実感しているものはX70とVIBRATION-X[BAF]の2つですね。みなさんはどうでしょうか?。



| タックル::ルアー | 12:00 PM | comments (x) | trackback (x) |
みなさんはどんなラインを使ってますか?。ラインの素材、太さ、色についてこだわりはありますか?。
私は今現在は基本的には全てフロロです。トップ用のみナイロンを使っています。カラーは目立たないものなら何でも良いですが基本的には透明を使ってます。
こだわりはナイロンに比べてワンランク細い物を使えるということ、水の比重に近くアンダーウォータの釣りの使い勝手から素材はフロロ、カラーは無難な透明を使っています。色については安いフロロが透明なだけで黄色とかの目立つ色でなければ何でも良いと思っています(黄色でも関係ないとの説もありますが私自身が釣れる気がしないというメンタル面を考慮して使ってません)。

ですが最近、フロロのデメリットを感じ始めています。
私が感じているデメリットですが2つあります。

まず一つは魚への気づかれ易さです。一般的にはフロロは屈折率が水に近いため目立たないと言われています。私的にはナイロンと見比べてそんなに違うとは感じないので視認性については何とも言えませんが、どちらにしても魚からはどちらも見えていると思います。ギルと戯れている時、フロロを使っていてもギルがラインをついばんだりしますからね。
それよりも素材の硬いフロロが水を動かす波動がナイロンのそれより大きいのではないかと思うのです。視覚ではフロロの方が目立たないのかもしれませんが、結局バスに気づかれやすいのはフロロの方ではないかと思います。
ただこの点についてはフロロの方がワンランク細くものを使えるのでその場合はデメリットにならないかもしれません。

ただ、もう一点は最近かなり気になっています。それは音です。
ディープクランクを引いていて半根がかり状態を煽った時やハングオフをした時、ジャークベイトを激しくジャークしている時などにガイドとラインが擦れる音や弛んだラインを急激に張る音が空気中の私の耳にも聞こえる程しますが、水中では結構な音が響いているのではないかと思うのです。

こんなことを考えるきっかけになったのはスピニングで今現在メインで使用中のフロロ5ポンドを常用する前まで使っていたグリーンのナイロン8ポンドのことをふと思い出したことでした。今思うとスピニングには太い部類の8ポンドを使っていたにもかかわらず今よりもっと釣っていました。
そして裏磐梯でのスモール釣りにおいてもナイロンラインを巻いている妻のバイブにはヒットしたバスもフロロを巻いている私のハードルアーには2度追ってきたのですが2度とも追ってくるだけでバイトに到りませんでした。その後、ワームで2匹釣りましたがそのラインはナイロンでした。

もちろん上記は偶然や気のせいかもしれません。
最近、意図的に一部でナイロンラインを使うようにしているのですが、この疑問の回答はまだ確信に変わっていません。確信が持て次第、また報告したいと思います。



| タックル::ライン | 12:00 PM | comments (x) | trackback (x) |
今、ビッグバドがブームです。各種メディアで取り上げられ、終いの果てには今江プロがワールド戦のウィニングルアーにしてしまいました。
でも実際使ってみても釣れない方が多いのではないでしょうか?。確かに釣れるルアーだと思いますが、あのサイズが受け入れられないフィールドも日本には数多くあるのも事実です。
そんな中、面白半分で使ってみた当たりパクリルアーを紹介します(巷で話題のグリフォンパクリルアー「グリフター」より上です)。

その名はずばり「B.B.プルトップ」です。といっても「何それ?」という人も多いと思います。このルアーは上州屋系列ショップにしか置いてないB.B.シリーズのトップウォータプラグでプルタブがリップになっているビッグバドの小型版です。サイズ的にはふたまわり小さく、コンセプト的にはドリンカーやアライくんと違ってダウンサイズしただけの思いっきりパクリルアーです。ですが値段も590円と安く、しかも仕上げが値段の割に綺麗なんです。カラーもゴーストアユからマットブラック、コーチドックなど多彩です。

実際使ってみるとちょっと素人くさいコメントですが、かなり愛嬌があり、かわいくなってしまいます。初め値段が安いのでまともに動かないかもと思いましたが、ちゃんと潜りたいけど潜れないシリフリアクションもします。ただパッケージに書いてある「カション、カション」という音はしません。これはビッグバドの音です。プルトップは申し訳程度の音しかしません。ですがバド同様のヒートン直付けチューンを施すことにより、ちゃんと音が鳴るようになります。もちろんサイズ的にバドのような大音響はなりませんが、かなりイケテル音になります。

具体的なチューニング方法ですがこのルアーはバドと違ってテール部が面取りしてありますので、そのままの位置に元々ついていたブレードをヒートン直付けチューンしてもあまり良い音が鳴るようにはなりません。これは面取りしてあるためブレードの根元の部分にボディが接触するためです。このため、元々ついていた位置より上にヒートンを打ち込みますが、元々ヒートンがついていた部分はプラスチックが補強のため厚くなっていますが上部は薄いため、厚い部分に対して斜めに打ち込む必要があります。クリアを見れば内部構造が見えるので他色を買う場合も店頭でチェックしてみてください。

それから元々ついているブレードもいただけません。小さいくせに肉厚のブレードで金属音があまりしません。このため、1ランク大きな#3.5に代えます。#3.5といってもメーカによってサイズが若干異なります。よくショップで見かけるエバグリやヒルデブランドのものは小ぶりです。できれば無印のどノーマルをお勧めします。たぶんアングルというメーカから小分けで売られています。あまり見かけませんけどね。私はどノーマルのブレードがたまたま余っていたのでそれを使いましたがロストしてしまったため、良いブレードを探したところアングルのハンマードのものを見つけました。こちらの方がどノーマルより肉厚が薄いのでいい音がするのではと期待しています。

実際私は琵琶湖のナイターでビッグバドを使って惨敗したため、八郎潟釣行前に弱気になり、このルアーにダウンサイジングしてしまったのですが、これが当たりで他のトップウォータプラグが沈黙する中、これのみ気を吐きました。ただ使い方がただ巻きでなく、トゥイッチです。ただ巻きでも十分使えますがこのルアーは見かけに寄らずトゥイッチするとがっちり水を掴み移動距離が極端に短く、しかも浮力が高いので悶えるようなアクションを出せます。ピンスポット対応の使い勝手のいいルアーです。
サイズ的にも野池などの日本のスレたフィールドで爆発する力を持っていますので、みなさんにも強くお勧めします。



| タックル::ルアー | 12:00 PM | comments (x) | trackback (x) |
チタニウム形状記憶ワイヤ
最近発売される小型スピナーベイトにチタニウム形状記憶ワイヤが採用されています。代表的なものにジャッカルのイラプション、メガバスのバレットシャッドがあります。
このチタニウム形状記憶ワイヤとはどんなものなのでしょうか?。何故、小型スピナベに採用されるのでしょうか?。

みなさんV3ミッジやSR-MINI、SPIN@HEADなどの小型スピナベを使っていてバイブレーションが足りないと感じたことはありませんか?。シングルコロラドにすれば解消されますが、フォールに時間がかかったりフラッシング効果が足りなくなったりと自分のイメージと違ってしまい、もっとワイヤーを細くすれば良いのにと思ったことありませんか?。
従来の小型スピナベは構成パーツやシルエットこそ小さいのですがワイヤは普通サイズのスピナベと同じものが使われていました。当然、ワイヤを細くすればするほどヘッドのバイブレーションは激しくなりますが、細くすればただでさえ折れやすいスピナベのワイヤがさらに折れやすくなり、性能重視、強度度外視のD-ZONE(小型ではありませんが)以外は採用していませんでした。

そこでチタニウム形状記憶ワイヤです。チタニウムについてはみなさんご存知ですよね。普通チタンと言われますが、強くて硬くて錆びない素材で強いため従来の素材と同じ物を同じ強度で作る場合、小さく軽く作ることができます。一番おなじみはガイドですよね。
形状記憶についてはチタンでワイヤを作るとそうなるのか、それとも形状記憶素材を複合していたりするのか何なのか分かりませんが、実際触ってみると確かに形状記憶です。かなり極端に曲げても手を離せば元通りになります。
この2つの性質のためスピナベのワイヤを細くし、強バイブレーション高強度の小型スピナベを作ることができるのです。

細いワイヤを採用したことによりイラプションは切れの良い薄くて軽いブレードなのにもかかわらず、ヘッドのバイブレーションはかなり強いです。そして曲げても曲げても元に戻るワイヤ、コンパクトで重いタングステンヘッドと非常に使いやすい小型スピナベに仕上がっています。ジャッカルの回し者ではありませんが非常にお勧めです。

余談ですが私は飛びとバイブレーションの更なる強化目的でイラプション1/2ozをハイドロブレードのシングルウィロー化しようと思ったのですが、普通にフロントを外してリアをハイドロ化するとブレードが後ろになりすぎてバランスが悪そうだったので、ワイヤを短くすることにしました。
そこでニッパーでワイヤをカットし、ワイヤ取り付けアイを作ろうとラジオペンチでワイヤを丸めようとしたのですが、このチタニウム形状記憶ワイヤはなかなか思ったように曲がりません。結局丸くなる前に折れてしまってそれを繰り返しているうちにワイヤが短くなりすぎてしまい使い物にならなくなってしまいました。
ワイヤを熱しながらやればいいのかもしれませんが、みなさん、チタニウム形状記憶ワイヤにはこの手のチューニングは諦めた方が無難ですよ。



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素晴らしき半不良品
ショップに行くとバス釣り用のプラグの数は星の数ほどありますよね。でもその中で釣れるプラグはというとほんの一握りでしょう。バスという魚の性質上釣れないプラグはありません。ですがあきらかに良く釣れるプラグというのは存在します。
ではどのようなアクションをするプラグが釣れるのでしょうか。

最近のプラグにはバイブレーションなど一部を除いて決まって重心移動、タングステンウェイトといった使いやすさを重視した装備が施され、また精度の高いボディにより、製品のバラツキがなく非常に完成度が高いです。釣れるルアーといわれるメガバスやエバーグリーンなどがこの手のルアーの筆頭ですね。
それとは逆に昔からある洋物ルアーは最近の日本製と異なり作りが雑で製品によるバラツキも見受けられ、「使えれば良い」というような思想で作られています。ですがだからといって釣れないということではありません。昔から生き残っているのはまさしく釣れるからに他なりません。シャドラップ、モデルA、ウィグルワートなどなど釣れる洋物ルアーは数多くあります。

釣れるアクションはきっちり規則正しく泳ぐことが条件だったり、イレギュラーな動きをすることが重要だったり、タイプやシチュエーションによって変わってきますが、共通して言えることは規則正しい泳ぎの中の不規則な乱れではないでしょうか。そしてこの状態を誰が使っても自動的に演じるルアーが釣れるルアーだと思います。普通に考えるとただ巻きでは規則正しく泳ぎ、障害物に当った時にイレギュラーにヒラを打つルアーといえるでしょう。このヒラウチを障害物のないところで意図的に起こすことができるジャークベイトというルアーがありますが、これはロッド操作で起こすこともあり、本当の意味でのヒラウチにはなりません。厳密に言うヒラウチを障害物やボトムにノックさせずに何もないところで起こすことは普通は不可能ですが、一つだけできるものがあります。

それは...バランスの悪いルアーです。
言い換えると水を受け流すのが下手なルアーです。これは先に挙げたような昔から生き残っているルアーがもしかしたらこの手のルアーかも知れませんし、元々そういう製品はないかもしれません。
どういうことかというと製品のバラツキからくる半不良品がバランスが悪く釣れるルアーではないかということです。

私がこれに気づくきっかけになったのは2つの殿堂入りルアーの共通点を考えていた時でした。
1つは10年以上前に買った無名メーカのクランクでダイビングキラーBというバグリーのルアーのパクリルアーです。このルアーはダイビングキラーBの最も小さいサイズより一回り小さく、本物がバルサ製のところをウッドで作られていました。パクリルアーのせいか非常にバランスが悪く、つんのめるようなアクションで使っていると自然とバランスを崩すルアーでした。これはいくらアイのトゥルーチューンをしても直らなかったのですが、不思議と釣れるルアーで何もない護岸された岸から沖に向かって投げているだけで(恥ずかしながらの昔話)、サイズは小さいですが良く釣れました。トゥルーチューンをしても直らないというのは基本的にはまっすぐ泳ぐのですが、右に出たり左に出たり不規則でアイをどちらに曲げても治らない状態のことをいいます。
もう1つの殿堂入りルアーはVIBRATION-X[BAF]です。使い始めたころは回りのボートで全く釣れていない状況でサイズは小さいのですが入れ食いになったりしたこともあり、気に入って使っていたのですがいつの間にかボディ側面が直射日光か何かで大きく凹んでしまい、これも同じく、いくらアイのトゥルーチューンをしても直らないルアーになってしまいました。しかしそれ以来、デカバスが釣れるようになり、自己最大の53cmを釣ったときに殿堂入りさせました。今では新しい別のものを使ってますが、大きいのが釣れていないのはもしかしたら側面の凹みがないのが原因かも?と密かに考えています。

このように半不良品というのは最近の日本製にはまずないですが、洋物ルアーには製品のバラツキで斜めに浮いたり、ラトルが引っかかるものや接合がずれていたりするものがあったりします。このようなものを押入れにしまい込んでしまうのではなく、よくよくその動きを観察して使い込んでみたりすると、思わぬ爆釣ルアーに化けるかもしれませんので、みなさんもそんなルアーを買ってしまったらしばらく使ってみては如何でしょうか?。ラトルが引っかかるものなんてちょっと考えただけでも素敵ですね。



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