最近発売される潜り系のルアーはほとんどナチュラルに泳ぎます。
ナチュラルといっても何を持ってナチュラル?と聞かれても困るのですが、巻き抵抗が弱くタイトなアクションでスルスルと泳ぐルアーがほとんどだと思います(以降ナチュラル系)。 逆にアメリカ製や一昔前の日本製は巻き抵抗も強く、ワイドなアクションでプリプリ泳ぎます(以降アピール系)。 私はボートからの釣りがメインで見た目にもナチュラル系の方が釣れる気がして好んで使っているのですが、最近タックルボックスの中にアピール系のアクションをするルアーが少なく、シャロークランクに関してはアピール系のものを持っていないことに気づきました。 そのことに気づいたきっかけは先日の琵琶湖オカッパリ釣行でした。前日の大雨で濁りがきつく、かつ波で湖面が荒れていました。この状況でスピナベを引いていたのですが、スピナベへの反応が遠のいたのでシャロークランクへチェンジしました。シャローラビット、モーグルクランク、グリフォンと色々使ってみても、どれも存在感が希薄で全く釣れる気がしませんでした。グリフォンはクラックライムという目立つカラーを引いたのですが、それでも存在感がありませんでした。そんな中、嫁さんがクラシカルリーダのワカサギカラーで1本GETしました。 嫁さんのボックスには私の使わなくなったルアーをあげたりして入っているのですが、クラシカルリーダやモデルAといったアピール系アクションのルアーが結構入っていました。借りるのもどうかと思ったので、試しに投げさせてもらったのですが存在感が強く、荒れた状況では非常に使いやすく感じました。 水噛みの良い潜り系プラグの良い所はアクションだけでなく、ちょっとのゴミもものともせず泳ぐこともそうですね。ナチュラル系はちょっとゴミがつくともう泳がないのですが、アピール系はお構いなしで泳ぎますからね。今回の琵琶湖は浮遊ゴミが多くて、このことは重要でした。 というわけで水噛みの良いアピール系アクションの潜り系プラグを大いに見直したわけですが、私のようにナチュラル系アクション一辺倒な方も多いのではないですか?。特にオカッパリの方にはお勧めですのでアピール系アクションを敬遠されている方は一度試してみては如何でしょうか?。 私的にはCBシリーズよりクラシカルリーダのようなゴトゴトラトルの方がお勧めです(最近少ないですからね)。
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バス釣りで使用されているハイテク機器で最も一般的なのが魚探ですね。みなさん有効活用してますか?。
魚探もピンキリで色々な機種が出ていますが、5万円前後の機種を入門機として使っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?。最初から高いものを買っても「宝の持ち腐れ」、「使いこなせない」と思ってこのくらいのものを買った、または買おうと思っている方もいらっしゃると思います。私もそうでした。ボートを買って予算的に厳しかったということもありました。 5万円前後のものを使っていてイマイチ有効活用できていないと感じている方やこれから魚探を買おうと思っている方にホンデックスHE-460Pro2からHE-5700に買い換えた私から一言、言わせてもらいますと「借金してでもHE-5700を買え!」です。 ハッキリ言って私は460Pro2を水深計としてしか使えませんでした。原因は画面が汚くて画像がわかりにくかったことと振動子が107kHzだったためです。画面が汚いのは読んで字の如くですが、107kHzの振動子はなぜいけないのでしょうか?。これは魚探の原理に関係します。 魚探は振動子から発信した音波の跳ね返りを受信して画面に表示します。その音波は振動子から円錐状に(丁度メガホンで叫ぶように)発信されます。振動子の周波数が低いほど指向角が広くなりますので、107kHzの振動子ですと水深5mボトムで直径5m弱の範囲を拾います。「広いほうが良いじゃん」と思われるかもしれませんが、水深5mのボトムに何か映って自分の足元の直径5mの円の範囲に何かあるとわかっても探す気になりますか?。時間が無限にあればいろんな方向から魚探をかけ、場所を特定するのは可能ですが現実的にとてもやっていられません。またそれが魚の場合はどっかに行ってしまいます。また急斜面に何かストラクチャがあった場合でも107kHzでは何も映りません。斜面に吸収されます。魚探の原理を考えたら当然ですね。 ですがこの107kHzの振動子はベイトフィッシュを探すのには非常に重宝します。このときは単純に「広いほうが良いじゃん」です。 このように用途に合わせて使えば良いのですが、通常は振動子が1つなので買うときに選択することになります。HE-5600の場合は色々な振動子を接続できますが、通常はモデルごとに決まっています。 1つであれば200kHzが良いといわれていますが(今江プロもそういっている)、HE-5700は107kHzと400kHzの2つの振動子の画像を同時に1画面で見る事ができます。この便利さは使ってみれば一目瞭然ですが、ピンポイントは400kHz(水深5mボトムで直径1mを拾う)で、ベイトフィッシュを見たいときは107kHzを見ることができます。 他にも振動子によって映りやすいものなどの性質が違ってきますが(107kHzはハードボトムの2時反射を拾うなど)、詳しい解説は並木プロのビデオ(確か「魚探」というような題名)を見てください。これは非常に良いビデオで魚探に映る魚を釣るシーンは、経験のない方は実際に見ると違いますよ(超お勧めです)。 あとフィッシュアラームですが立ち木でも思いっきり鳴ります。はじめて魚探を使ったときは魚もいないのに立ち木でピーピー鳴って恥ずかしくて、それからずっとOFFで使っていたのですが、HE-5700に変えてからONで使うようになりました。これは別にHE-5700のフィッシュアラームがHE-460Pro2に比べて優れているからではなく(優れているかもしれませんが)、私の考え方が変わったためです。今までは魚探知音と考えていたので「立ち木で鳴るから使えない」と思っていましたが、釣れる可能性がある場所探知音と考えるようになり、鳴らないところは釣れないと判断するために使うようになりました。このように考え方が変わったのもHE-5700に変えて有効に活用できるようになってきたからです(まだまだ使いこなせていませんが)。 ただ人それぞれスタイルがありますので一概には当てはまらないかと思います。水深が深い場所(リザーバなど)に行かない方や、5万円前後の107kHz機種でも十分活用できている方もいると思います。ですが上達の障害になりやすいことは間違いないと思いますので、「借金してでもHE-5700を買え!」といいたいですね。 P.S. 決して並木プロや本多電子(株)の回し者ではありません。
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ダイワ、またはシマノのスピニングリールをお使いの方は多いと思います。基本的にはこの2社のものが主流だと思います。
またこの2社のスピニングのバリエーションはかなりなもので、価格帯別に数種類あり、初心者の方はどれを買って良いか悩みどころではないでしょうか?。 ベイトの場合は金額の違いが飛距離に反映されてしまうので、どうしても良いものを使いたいのですが、スピニングの場合は安いものでも飛距離はほとんど変わりません(スプールエッジのコーディングによって若干違う?)。その他の機能もそれ程遜色なく、使用できます。 ではメーカによって何か違うのでしょうか?。もちろん違います。 私は以前、シマノ派でした。シマノはMTB界で世界に君臨しています。シマノのパーツがついていない自転車などこの世にあるの?というほどです。このためリール作りにおいてもその技術が発揮され、ギアやベアリングの性能は他メーカの追従を許しません。高い剛性と滑らかな回転、巻き心地など機械的にはシマノを上をいくメーカはありません。 ですが、あるとき私はダイワ派になりました。その理由は「ドデカコンパクト(大口径スプール)」、「ABS(アンチバックラッシュシステム)」の搭載により、ライントラブルが激減したためです。 私的にはスピニングで一番重要なことはライントラブルが少ないことだと思います。私は立ち木の多いリザーバで釣りをするので、ある程度安心して使える5ポンドを使います。このためドラグのスベリなどのドラグ性能を求めませんが、ラインはフロロを使うためコスト的にも長くもたせたいので糸ヨレは大敵です。ライントラブルはスプール径の大きいダイワの方が間違いなく少ないです。 またシマノのスピニングは巻き始めが重いのですが、一度回り始めるとハンドルから手を離してもしばらく回り続けます。ダイワは巻き始めは軽く、1度回り始めても巻くのをやめればすぐ止まります。これは性能云々ではなくフィーリングの違いです。しかしこのことはサスペンドプラグを使ったトゥイッチ&ジャーク時の「巻く」「止める」といった瞬間的な連続動作に関わってきます。当然、ダイワの方が適しています。 私はこの辺の使い勝手的な要素を重要視し、性能のシマノから機能のダイワへ切り替えたのですが、価値観、釣りのスタイルでどちらを選択するかはあなた次第です。
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メガバスなどの市販のルアーに自分オリジナルなカラーを塗装をしている方、また、したいと思っている方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?。
私もその一人(したいと思っているだけ)なんですが、塗装をするには初めから塗られている塗装を落とさなければなりません。 以前、私は塗装の弱いラッキーのサスペンドプラグにウレタンでコーティングしたことがあったのですが、シンキングになったのはいうまでもなく、さらにひどいことにまともに泳がなくなってしまいました。最近のルアーはかなり微妙なバランスのもとに成り立っているので、塗装をする前に塗装を落とすことはかなり重要です。 しかし、ほとんどのプラグはウレタンでコーティングされていてこのウレタンは一度固まると通常のシンナーなどの溶剤では落とすことができなくなります。 ヤスリをかけても良いのですが、最近のルアーは立体彫刻ボディ(メガバス流にいうと)ですからねえ。ボディを削らず、塗装のみを削ることは至難の技です。 このため今まではあきらめていたのですが、あるショップで有力な情報を入手しました。そのショップの店員さんの話によると「アセトン」という溶剤できれいに落とすことができるというのです。ただこのアセトンは危険物扱いのため一般では入手不可能なものらしく、その店員さんはその手の業界に勤務しているお客さんから少し分けてもらったそうです。 入手不可能であればその情報は全く意味がないのですが、もう一つ、そのアセトンが含まれている市販の製品があるという有力な情報を教えてもらいました。その製品とは「アロンアルファ剥がし剤」です。パッケージに記載されている成分を見ると確かにアセトンと書いてあります。ただ店員さんも試したことはないので、これで落ちるか分からないとのことでしたが、値段が200円程度と安かったため買って試してみました。 そんなに簡単には落ちないだろうと高をくくっていた私はいきなり実験台にX-70という大本命を使い、比較的粘度の高いアロン剥がしをベトベトに塗りたくり、サランラップで包み放置しておきました。 1時間くらいして見てみると塗装が浮いてきていました。「これはスゴイ」と思いましたが、まだ落ちていない(ように見えた)部分が全体の2/3くらいあったので、単純計算で「後2時間くらいか」と思い、それから2時間放置しました。 2時間経って見てみるとアロン剥がしが白濁していました。塗装はすっかり剥がれていたので、ラップの上からルアーをいじっているといきなりテール部がポキッと折れてしまいました...。どうやら白濁していたのはプラスチックが溶けてそうなっていたようです。まだ1度も使っていないX-70が...減価償却しないうちに...。 やって見て思ったのですが以下の手順でできそうな気がします。 「少量の液を塗ってラップで包む」→「30分後、ラップから取り出して確認」→「新しい液で剥がれた塗装を完全に落としてきれいにする」→最初へ戻る これをきれいになるまで繰り返せば間違いはないでしょう。たぶん。 ということで「アロン剥がし剤」で塗装が落ちることは間違いありませんので、興味がある方は試してみてください(もちろん個人の責任で)。 <補足:2000年3月9日> 上記コラムを掲載したところ釣り師でない友人から助言をもらいました。その友人は仕事でアセトンを使ったことがあるとのことで「普通は拭く程度で塗装が落ちるので、漬け置きは危険ではないか」、「アセトンは樹脂を溶かすから普通は樹脂を塗装したものには使わない」とのことでした。 ということで上記手順でもまだ危険のようですね。やってみる場合はいらないルアーで試してからにしましょうね。
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みなさんはPOP Xのパッケージやカタログを見て不思議に思ったことないですか?。
他のメガバスルアーは全てDOG-XやDEEP-X、VIBRATION-Xといった感じでXの前に必ずハイフン(−)が入っていますが、POP Xには入っていません。 私はずっとこのことが疑問で、先日友人にこのことについて話したところ、「単に商標登録のときにハイフンを入れ忘れたんじゃないの?。」といわれ、なるほどと思いました。 メガバスはカタログやパッケージに信じられないような誤字・脱字・誤植が見られるので(初版物に限る)、その可能性は非常に高いのではないかと、納得してしまいました。 メガバスも「入れ忘れました」とはさすがにいえないと思いますので、仮にそれが真実であったとしてもそのように公表されることはないでしょう。しかし私的にはかなり真実に近い予想ではないかと思いますが如何でしょうか?。
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